トランポの床張り①
こんにちは、トランポビルダー見習いのyamachiです。
今回はトランポの床張りって物について少々講釈をたれようかと。
それ違うんじゃない?とか、オメェモグリなんじゃね?とかありましたらジャンジャン書き込んでいただければ幸いかと。
さて、そも床張りを何故するのか?
見栄えよくするため?重たいものを積むので地の床を傷つけないため?汚れや水をこぼしても平気なようにするため?
いずれも正解です。
最近では乗用車のワゴンなんかも床張りする人も増えましたが、床張りの対象になるのは総じて4ナンバー、1ナンバーの商用車が多いのですが、商用車はそのほとんどが床に樹脂のマットを敷いただけの簡素な内装がほとんどです。
樹脂のマットを一たびはがせば、補強のためにプレスで型押しされてデコボコになってる床がむき出しになります。
私はオフロードバイクを運ぶのがメインだったのですが、このデコボコに泥や砂がよく溜まるんですの。
箒や掃除機で半日がかりで掃除して、また週末にはドロドロのバイクを積んで掃除する、の繰り返しですわ。
またバイクのサイドスタンド立てて積むもんだから床はキズだらけ、そのキズに泥水がかかるもんだから床が錆びたり凹んだりで、荷台だけみたら見るも無残なボロ車でした。
で、そうした状況から車を救うために
床張りという加工をします。
床張りはまず、整形時のプレスのデコボコ面がなるべく面一になるように根太を入れて行きます。
この作業をしていないと、足で床を踏んだときに床が鳴るんですわ。
根太もただ入れればいいってもんじゃなくて、1ミリ2ミリの段差もなるだけ無くすように、床張りの表面素材の切れ端を根太に重ねてやることで、床の段差を緩和します。
次に、型を取ります。
まぁ、この作業は本職の私らは型枠を作るので一度出来てしまえばなんと言うことは無い作業なのですが、実際新規に型を起こそうと思ったら一日は覚悟しなけあなりません。
一般の人は大きめのダンボールか何かで、ウチら本職は透明なプラ版か、3ミリぐらいのベニアで型を取ります。
職人にも寄るでしょうが、私は3ミリのベニヤ板を使って型を起こすことが多いですね。
車両によりますが、基準になる寸法を一箇所決めて、そこから少し実寸より小さめに型を鉛筆で書いて、ジグソーで切り出し微調整はベルトサンダーで地道に微調整しながら現車とサイズのすりあわせを行います。
この作業がかなりエグイw
何度も何度も大きな板を現車と作業代の間を往復させながらカタチをあわせる。
しかもその作業をまだナンバーも取っていない新車で行うこともしばしば。
ぶっちゃけすんごい神経使いまくって作業しますね。
キズや凹みつけたら一発でアウトですものw
そうして出来上がった型板でいよいよ貼り付け用の本材をカットしていくのですが、話が長くなるので今日はコレまでw
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