こんにちは、トランポビルダー見習いのyamachiです
昨日はバッテリー、とりわけサブバッテリーのことについてお話しました。
って何処まで話したっけ?、お、おろ?
あ、あぁバッテリーの種類と特性って所まででしたねw
そんでは、今日はサブバッテリーの使用用途や、サブバッテリーを積むときの装備についてお話しましょうか。
昨日の項目でも触れましたが、車中泊やキャンプなどでエンジンをかけるには無粋だ、でも電源は欲しいという状況でサブバッテリーを使うということを書いた覚えがあります。(昨日のことを思い出せないのか、オレ)
確かに、車中泊のマナーとして睡眠時にはエンジンを切って寝るというお約束がありますが、それでも電気の欲しいシュチュエーションがありますよね。
車のキーをアクセサリーの位置にすれば電気はとれますが、大げさに言えばバッテリーが上がって動けなくなる危険性をはらんでいるのも事実です。
旅先でそんな目にあうのはばからしいですよね。
だ・か・ら、サブバッテリーなのです。
もっとも、サブバッテリーも万能ってわけじゃないんですが…
このことはまた後で触れましょう。
さて、車内で100V 電源を使ったり、オーディオを点けっぱなしにできるサブバッテリーですが、サブバッテリーを付けることで車の装備をより拡充できることをご存知でしょうか?
話は変わりますが、冬の寒い中車中泊をした方はどのぐらいいらっしゃるでしょうか?
私はいろいろ経験ありますょw
まだ、私が車を持っていなかった頃の話ですが当時静岡に住んでいた私は、友人に誘われてスキーに行きました。
ゲレンデを楽しく男女でシュプールを描きながら滑る。
猛烈な練習の末に華麗に滑れるようになった私の傍らには、銀白の世界に映える麗しき黒髪の乙女がそっと寄り添い…。
なんて考えていた私は手の施しようのない阿保だった。
そのスキーは過酷なサバイバルスキーだったのだ。
そのとき長野の白馬スキー場に乗り込んだ車両はトヨタのデリボーイ。
時間は草木も眠る深夜、極寒のスキー場には他に車の姿はなし。
我々は朝一番のリフトを奪取すべく極寒の車中泊を敢行したのだった。
バリバリの商用車で、荷台部分は寝られるようにコンパネの寝台を設けてあったが、その上にアウトドア用の保温マットを引いて冬用のシュラフで寝るというなんともお粗末な状況。
「エンジンかけてヒーターは入れられないのか?」との問いに、
「就寝中に降り積もる雪で一酸化炭素中毒で、20も過ぎたむさくるしい男が二人、スキー場の駐車場で自殺、なんて記事になってもいいならエンジンかけるが?」
と言われ、極寒の車中泊を快諾した。
寒さで寝かけた脳を、その寒さが再びたたき起こすという悪循環の円舞。
そうして一夜を過ごした後には朝食の味噌汁用にと用意しておいたペットボトルは凍りつきパンパンに膨れ上がっている有様だった。
良く寝られないまま、凍えた体を引きずって早朝から昼過ぎまでガチンコでスキー。
脳裏に思い描いていた楽しいリゾートスキーはとうに崩れ去り、この悲惨なスキー体験は後にも先にも私史上最悪のスキー体験となって、心の奥深くにそっとしまわれることになったのだった。
-閑話休題-
さて、こうした経験のある私が当時の友人にもし会うことが出来たなら、私はその友人を拉致して耳元でささやき続けただろう。
「サブバッテリーと
FFヒーター、サブバッテリーと
FFヒーター、サブバッテリーと
FFヒーター…」
そう、サブバッテリーを積めば
FFヒーターが装備できるのである。
FFヒーターとは、簡単に言えば家庭用の石油ファンヒーターってありますでしょ?
アレの車バージョンなんですね。
だから車のエンジンをかけなくても暖房効かせられるし、車のエンジンヒーターとは比べ物にならないほどの温風を生み出せるのです。
その威力は、濡れたウエアの乾燥室がある
スキー仕様のトランポを作れるほどなのです。
それでいて燃費はエンジンヒーターを利用するよりもはるかにいい。
ただ、まぁ、やっぱりお値段張るから導入するのがしんどいのも事実なんですが。
お値段以上、ニトリ
ハイ、スミマセン
とりあえず、今度はFFヒーターの説明でもしましょうかね。